Vintage & Funny Tackle...

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2024/02/22 22:56


Heddon #460-464 Hep Spinner

material metal
date 1954-1976

へドンのスピナーといえば、
Hep Spinnerだろう。

1950年代から70年代まで
長きに渡りラインナップされていた。
様々な派生系のタイプもあるが、
ベースはこのオーソドックスな
形をしたHep Spinnerになる。

スピナーブレードには
懐かしいジャンピングバスの
刻印が施されているのだ。

サイズは5サイズ。
中通しされたウェイトの大きさと個数で
重量が調整されている。

派生モデルがあると先に書いたが、
フックにフェザーがついたり、
ブレードに加工がしてあったり、
ダブルブレードになっていたり、
見た目にはほぼわからない。

コレクターの心をどうしても
くすぐってしまうHeddonの仕事が
メタルプラグにもペイントを
してしまうという遊び心だ。

Stanley Spoonやスピナーベイトの
ブレードでもみることができるが
このHep Spinnerでは、ブレードに
ペイントされているモデルがある。

これはBF(ブルフロッグ)カラー。
Heddonのほぼ全部と言っていい
ラインナップに登場するカラーで、
このBFカラーだけをコレクションする
マニアが世界中にいる。

本来フラッシングで集魚する
スピナーのブレードにも
このような遊び心が見られるのが、
すごく嬉しい。

BF以外にも数色あるようなので、
これらを探して回るのも悪くない。

そして肝心の流通量は。

残念ながらメタル系の
へドンルアーはウッドやプラに
比べて圧倒的に国内流通が少ない。

需要が低いと思われオールドバイヤーも
あまり積極的に入荷されないのか、
単価の安さから仕入れをしないのか、
あまり見かけない。

価格自体は数百円あたりから
見つけることができるが、
1000円を超えてくるケースもある。
スピナーひとつと考えれば
やや割高な印象は受ける。

ビンテージのスピニング
タックルでオールドのスピナーや
ワームでのんびり釣りをするのも
悪くない。シーズンが近づいてきた。