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2023/05/12 23:06
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オールドタックルブログ vol.247
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フルーガーというとリールを
イメージされる方が多いかと思います。
もちろんリールではたくさんの
名機を生み出しています。

もともと1800年代中頃から様々な
事業を展開していました。そして
1880年ごろから釣り具メーカー
としての事業に集中していき、
ロッドや擬似餌、特に釣り針の
シェアは大きくとっていたようです。
フルーガーのルアーは国内で取引される
量はへドンと比べると遥かに少なく、
あまり仕入れてくる機会も少ないのは
事実です。

特徴的なデザインのルアーが多く
ポピュラーなところだと
ロータリーヘッドのグローブ。
キャッチーなデザインをした
ケントフローターが挙げられます。
古くはスピナーやゴム製ミノーなど
も製造していましたが、なかなか
マニアックな部類のアンティーク
釣具となっています。
今回紹介するルアーは、
ネバーフェイルミノー。

へドンやシェイクスピアなど
当時はこの手のアンダーウォーター
と呼ばれるシンキングタイプの
スイッシャーをどのブランドも
提供していました。
一見すると、他ブランドの
製品と見分けることができず
戸惑うこともありますが、
ネバーフェイルミノーの
1番の特徴は特許が出願され
ているリグになります。

カップリグのように見えるのは
円形に細工されたヒートンで、
ボディとの接地面には
丸くて薄い金属板(ワッシャー)が
挟み込まれています。

また同列で比較される
へドンのドワジャックミノーとは
サイドフックの位置が逆で、
へドンは左フックが前付き、
フルーガーは右フックが前付きに
なっています。これらは内部で
両サイドのヒートンが干渉しない
ためのズラしですが、こんな
ところにも違いが隠されています。
この個体はペイントが半分ほど
剥がれてしまっていますが、
各パーツはオリジナル状態です。
あまり供給されれることのない
フルーガーのルアーになります。
ご興味ある方はご検討ください。